別ブログ『夢の足跡』の別館です。 日々のつぶやきや二次創作を中心にアップしていきたいと思います。

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ウェブカレ~華月のイベント捏造記録:バレンタイン編~
Happy Valentine's Day!

・・・なんだけど、お菓子業界にとって、今年のバレンタインデーは去年から悩みのタネだったらしい。
まぁ、今年のバレンタインデーは・・・日曜日だもんね。
なんでも、それだけで売り上げが億単位で下降するらしい。
本命チョコは兎も角として、休日は義理チョコとかを渡す人は確かに減るよね>笑。

因みに華月も、今日はお仕事が休みです。
でも、例年のことなのでチョコは13日に『ちょっぴりですが、皆さんでどうぞ♪』と置いて来ました。
無記名でこっそりと置いていくのが華月流なので、ある意味怪しいのですが・・・既製品だし、変なものが混入されていないか、と云った心配はされないはず

と、まぁ華月の事情はおくとして・・・捏造記録の方をサクサクと進めましょう。
ネタバレあり、のため閲覧にはご注意ください♪

まぁ、現在のカウンター状況なら、プロテクトする必要までもないんですけどね>苦笑。
今年こそは、手作りチョコを!
と、意気込んで準備を始めたんだけど・・・なんか、情報収集の段階で躓いた・・・かも?

つぶれちゃったから  2月13日 00:15

作戦コードナンバー001.『草間くんに手作りチョコを渡そう!』

ミッションクリアを確実に狙うために必要なことは何か?
って、ことで・・・まずは情報収集から始めてみたんだけど・・・
ターゲットは思いのほか強敵だったわ。

趣味がお菓子作りって、一般的な男子として・・・どうよ?

しかも、生徒会メンバーと仲の良い子が写メールで撮った、草間くんが生徒会のおやつ用に作ったケーキ、ってやつを見せて貰ったんだけど・・・ケーキ屋さんで売ってるやつ並みだった。
う~ん、そこらの男の子と同列に考えた時点で、負けた・・・かも・・・

それでも諦めきれなくて、パソコンでサイト巡りしてはレシピを探したり、必要なモノを買い込んだりしてはみたけど・・・
第二段階_つまり実行段階ね_に至って漸く、私って何気に不器用だったんだ・・・と実感した。
なにしろ・・・

最初は、唯のチョコでもいいかな?なんて思ってたけど___チョコを湯煎にしてまた固める、と云うある意味邪道なことをしようとして・・・何故だか鍋をひとつ駄目にした段階で___止めました。

で・・・結局、鍋よりもオーブンの方が丈夫な筈よ__と云うお母様のありがたい(?)お言葉に従い、チョコケーキに変更してみました。
ええ、変更したんですけどね・・・

_____ あ・・・また崩れた・・・
_____ ん?・・・コレ、なんで膨らまないかな?
_____ うわっ!こ、こげた!!

レシピ通りに作ってる筈なのに・・・なんでまともに出来ないかなっ!? 

え~と、失敗に失敗を重ねた結果、どうにかそれらしいモノは出来ました。
お味は、ですって?
___レシピ通りの分量で、しかもいい素材を使ったんだから間違いなく美味しいわよ!
じゃあ、形は・・・?
・・・・・・・・・・・・・・・お願い、聞かないで・・・・・・・・・>泣

そんなこんなで、遣って来ました、バレンタインデー当日!
フッ...ミッションも最終段階突入よ!
押してもダメなら、引いてみな、って云うでしょう?
私の外面の良さは先生のお墨付きなんだから、あとは演技力でカバーよ!←・・・一体何の関係が?

まぁ、ちょっと予定外の乱入(詳細は、3月13日の記事参照)があったけど、その結果も相まって私のシナリオは完璧なものになったんだから、アレは不幸中の幸いってことにしておくわ。


さて、2月14日は日曜日で休日ではあるけど、草間くんが学校に来ることになってるのは、既に金曜日の時点でリサーチ済み♪
・・・って云うか、よく訳の分からない偶然が重なって、私ってば今日は草間くんと一緒に図書室でお勉強予定なのよね・・・>汗
あ~、その辺の事情は、おいおい話すわ。


はぁ・・・と、思いっきりわざとらしく溜息をついて、表情を暗くする。
半分は演技だけど、後の半分は決して演技なんかじゃなかった・・・本気である。
だって今、私の手の中にある箱は、本当に凹んでいるんだからっ!

「うう・・・」(・・・なにもここまで・・・>汗)
「どうかしたのか、華月」

思わず呻いちゃったけど、運良く(?)通りがかった草間くんの気を引くことが出来たらしい。
「あ、草間くん・・・」
あくまでも偶然に間の悪いところを見られちゃった、と云った風情を装って草間くんを見遣る。
「ずいぶんと落ち込んでいるようだが」
ソレを目にした草間くんが、気まずげに視線を逸らしながらも心配そうに声をかけてくれた。
「うん・・・」
で、そんな優しい草間くんを騙そうとしている私って、かなり酷い奴だな、なんて思ったら・・・
「・・・」
・・・本当に言葉がなかなか出てこなくなった。
でもね、ここで演技を止めたら、私の今日までの苦労も報われない訳で・・・その瞬間、ガタリと音をたてて、私の良心と云う名の心の天秤は、悪に傾いた(爆)。

「・・・実は、せっかく今日のためにチョコケーキを作ってきたんだけど、さっき落っことしちゃって・・・」
うん・・・嘘はついてない。←少なくとも、コレは嘘じゃないモン!
「中身確かめてみたんだけど、やっぱり箱の中でつぶれちゃってたんだ・・・」
そう言った後に吐いてしまったため息も勿論、無意識の産物だ。

「ああ、バレンタインデーの・・・どれ、見せてみろ」
「うん・・・ほら、ここのところ・・・」
バレンタインデーの、と云ったあたりで草間くんが見せたちょっとした表情の変化が、引っかかったけど素直に箱を開けて中を見せる。
「ああ・・・これは・・・」
「ひどいでしょ・・・はあ」
「確かに・・・もったいないな」
箱の中で無残な姿に成り果てたチョコケーキを目にした草間くんの、無言の間と私の言葉を肯定する表情が「これは(なんとも表現しずらいが)確かに(かなり酷いな)」と云ったニュアンスで引き攣るのを、私はそのとき確かに見た。
その反応は、ちょっとひどいんじゃない?・・・と自分の事を棚に上げ、またひとつため息。
「あーあ、結構がんばったんだけどなあ・・・」
なるべく恨めしげに聞こえないよう、また俯き加減に表情を隠しながら、チラリと草間くんの反応を窺う。
「・・・」
え?無反応ですか?
む~・・・ならば、ここはもう一押し。
「・・・ねえ草間くん」
「ん、なんだ?」
俯き加減になっていた反動もあるけど、思わず上目遣いになりながら、草間くんを見遣る。
「こんなになっちゃったけど、味に変わりは無いと思うし・・・せっかくだからこれ、もらってくれない?」
(そう・・・こんな型崩れはしてるけど、少なくとも味は保障するよ♪)←散々、失敗作を味見したからね>汗
「これを・・・いいのか?」
「うん!草間くんがよければ、だけど」
(この期に及んで、要らないとは言わせないわよ!)
と云う心の声を押し殺しながら、私はにっこりと人当たりだけはいい、と評判の笑顔を草間くんに向けた。
私の向けた笑みに対してだろうか?草間くんのポーカーフェイスが・・・崩れた。

「だが・・・誰かにあげるはずだったんだろう?」

む・・・なんですか、その不満そうな表情は・・・こんな型崩れしたチョコケーキなんぞ欲しくない、とでも仰りたいのかしら? ←ソレは貴女の被害妄想です・・・たぶん・・・>汗
一瞬、不穏な空気が流れかけたが、まぁ、ソレは置いといて・・・

ダレカニアゲルハズダッタンダロウ? 

「うんと・・・それはえっと・・・もういいよ」

いや__誰か、じゃなくて__あなたにあげようと思ってました・・・とは流石に言えず・・・空笑(誤植じゃないよ)が漏れた。

「だが・・・」

尚も渋る様に言い募る草間くんの様子に、はたと思い至る。
ああ、もしかして・・・本命チョコだと重い、とか・・・
そっか・・・そうだよね・・・そう云う可能性があるものを下手に受け取れないよね、生徒会長様は・・・
それなら・・・どんなカタチであれ、受け取ってもらえるだけでも私はいいよ?
だから私は・・・

「こ、これ、友チョコだし!」
「友・・・チョコ・・・?」
「そ、そう!友達と食べようと思ったんだけど・・・」
友チョコ?と不思議そうに返す草間くんに、笑顔を見せながら続ける。
「崩れちゃったし、なんだか見せるの恥ずかしくなったから・・・ねっ」
だから、私を助けると思って、貰って欲しい・・・そう冗談めかして、片手で拝むようにして見せると、草間くんの表情が緩んだ。
「ふむ、そういうことなら・・・」
「ふふ、よかった!」
うん、よかった・・・と、なんでもない事のように笑いながら(でも、心の中では泣きそうだったけど、ね)草間くんに『型崩れしてしまった』チョコケーキの入った箱を差し出す。
「捨てるにはもったいないもんね・・・」
「そうだな、崩れたくらいで食べ物を捨てるのはよくない」
「だよね!」
やっぱ食べ物を粗末にするのは、いけないよね?と、笑顔で相槌を打ちながら、箱が草間くんの手に渡るのに目を細める。
「よかった、もらってくれてありがとね!」
ああ・・・これで、ミッションクリアってことでいいよね?
「それじゃ、またあとで」
「ああ・・・」
最後にもう一度、笑顔で草間くんを振り返り、図書室で待ってるね?と云ったニュアンスを込めて手をヒラヒラと振って・・・私はその場を後にした。
当初の予定では、私がいなくなった後の草間くんの反応を、こっそり覗き見するつもりだったけど・・・もう、どうでもいいかな?

「・・・・・・」  

だから、私は知らない。
私の後ろ姿が廊下の角に消えたあと、草間くんが複雑な表情を浮かべながら・・・

「・・・友チョコ、か」

・・・苦々しげにそんな事を呟いていたなんて・・・


ウェブカレバナー:草間くん"~素敵ボーイズと、ラブな乙女の物語~ ウェブカレ"
スポンサーサイト

Comment

 秘密にする

Track Back
TB*URL

Copyright © 夢の足跡、月の影. all rights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。